フランス旅行記

 

時期 20106/5(土)〜6/13(日)8泊9日

 

1日目 6/5(土)
9
00 成田発 北京経由、1800着の中華国際空港を利用してパリへ向かった。確約航空券で往復チケットの価格は約11万円だった。乗り継ぎが良かったので、中華国際空港に不満はなかった。北京空港は大きく近代的だった。店員にも英語が通じ、上海万博のガイドブックを購入した。
シャルルドゴール空港ターミナル1に到着し、ロワシーバスでオペラ座へ向かった。運転手も私が日本人だとわかると、”コンニチハ”と挨拶してくれ、バスの社内にも日本語のアナウンスが流れ、観光客にとても親切だ。オペラ座の目の前という良い立地条件にユニクロがあった。商品は予想通り、日本に売っているものと同じだったが、価格は日本に比べて1.5倍程度だった。
オペラ座から地下鉄を乗り継いでユースホステルに到着。部屋は4人部屋で快適そうだ。
フランスは今の時期21:50に日没なのでとても日が長い。夜に街には若者が多く見られた。皆楽しそうだ。夜の街を歩いていても全く危険性を感じなかった。フランスは黒人が多いことに気づいた。国民の約1割が黒人なのだそうだ。感覚的には2割くらいが黒人と感じた。パリのような都市部では黒人の割合が多いのだろう。夕食はピザがなかなか美味だった。

 

2日目 6/6(日)

時差ぼけのせいか、朝早く目が覚めてホテル近くで早速パリのレンタル自転車のヴェリブ(*)を借りた。セーヌ川やパリの石造りの街並みが綺麗だった。パリは右側通行で、一方通行が多いので、なれるのに時間が必要だ。ヴェリブをステーションに返そうとしたらステーションが満杯で返すことができず、近場のステーションをうろうろする羽目となった。早朝だから自転車の回転率が悪かったのね。

ユースホステルの朝食はシリアル、フランスパンにコーヒーと簡単なものだったが、フランスパンはおいしかった。パリの気候は穏やかで過ごしやすい。半袖一枚で十分だ。

ラッキーなことに毎日第一日曜日は多くの公共施設の入場料が無料だった。
ノートルダムにでミサを見学し、オランジェリー博物館でモネの睡蓮を鑑賞した。
オランジェリー美術館はモネの睡蓮が目当てだったが、モネの他にも有名な画家の作品がたくさんあり、見ごたえがあった。

午後は近代美術館へ行ったが、近代美術には全く感銘を受けなかった。むしろ見ていて批判的な気持ちが湧き上がった。理解出来ないことの苛立ちが原因だ。私の不勉強が原因かもしれないが、芸術家が観衆に対して理解させる気がなく、ひとりよがりと感じてしまうからだ。

*)ヴェリブについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%96

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3日目 6/7(月)

今日はずっと憧れだったルーブル美術館へ行った。ルーブル美術館は噂通り大きな美術館で朝9:00から18:00までいたが、全部見られなかった。オーディオガイドは今まで借りたなかで一番、高機能なものだった。オーディオガイドに見学コースが入っており、ディスプレイに表示されるマップをタッチペンで選択すると作品の詳細を聞くことができた。しかし、途中でフリーズしたり、電池切れになったりして、2回も交換する羽目となった。広い美術館をオーディオガイド交換のためにまた戻らなくてはならず、腹がたった。是非ともオーディオガイドはMade in Japanにして欲しいものだ。
10m
級の巨大な絵画やナポレオン3世の居室の豪華さが印象に残った。ルーブル美術館に来れて大変幸せであった。
それにしても絵をたくさん見すぎて頭痛がした。一日3時間くらいが美術鑑賞には良い時間なのであろう。1ヶ月くらいかけて何度も足を運んで鑑賞するのが正しい見方なのかもしれない。

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4日目 6/8(火)

ユースホステルから日本人宿の「白い門」に宿を変えた。ジョレス駅の前で待ち合わせという変わった普通ではない出迎えを受けた。照明が暗く、数匹の猫がうろつく、怪しい印象の宿だ。女主人の李さんはくせのある性格なので、接しにくかった。しかし宿代の安さと他の日本人旅行者と情報交換できるメリットの魅力には勝てず、残りのパリは白い門に滞在することを決めた。

今日はレンタルサイクル「ヴェリブ」に乗ってパリ市を一周した。(バスチーユ広場、パリ大学、モンパルナスタワー、エッフェル塔、凱旋門、モンマルトルの丘)自転車でパリの街を回るのは楽しい。モンマルトルの丘に登る急坂はきつかったが、苦労した分、モンマルトルの丘からの眺めは最高だった。

日本では夕食は自炊しないが、夕食はスーパー(Monoprix)で買い物してトマトリゾットを作った。おつまみにブルーチーズを食べた。物価の高いパリだが、パンとチーズは日本に比べて安かった。

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5日目 6/9(水)

今日はオルセー美術館へ行った。オルセー美術館は改装中のため、日本の新国立美術館のオルセー展へ作品を一部出しているが、オルセー美術館には多くの作品が残っていて、十分に絵画を堪能した。
印象派だと明るく優雅なルノワールの作品が一番好きだ。

白い門は雨が降ると雨漏りする。雨漏りなんてドリフ以外では見たことがない。
そんな環境のなか、白い門の宿泊者と一緒にワインとチーズを楽しむ。長期旅行者が多く、南米でクレジットカードをスキミングされ、現金を引き出せなくなってしまった人や、モザンピーク(アフリカ)でボランティアをした人など、いろんな人がいるものだ。

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6日目 6/10(木)

ドミートリーでの自炊も慣れてきた。今日はチャーハンを作った。白い門は白いごはんは無料で提供してくれるので、おかずだけ買って自炊をする食生活だ。フランスは物価が高く、そんなに美味しいわけではないので、自炊した方がよかった。

今日はヴェルサイユ宮殿へ行った。オーディオガイドの中で「ベルサイユのばら」が紹介されていた。日本に帰ったら漫画喫茶で読もう。
ベルサイユ宮殿の庭園が巨大で美しかった。芝生の上で寝転んだら気持ちいだろう。

恒例通り、パリ郊外のショッピングモールに出かけた。お仕事と少し関係のある日本の電化製品について調査したところ、やはり日本の電化製品は劣勢である。TVはサムソン、LGが強い。携帯電話はサムスン、Black berry,Nokiaが強い。日本企業はSonyが検討しているくらいだった。PCはデスクトップは売っておらず、ラップトップ(600?)とネットブック(200?)が中心に売られていた。結構安い。プリンタではCanonEpsonが頑張っていた。

さらにトイザらスへも個人的興味から探索した。ポケモンの人気やゲームは強い。さらに爆丸(アニメ)がパリでも流行っているらしい。

7日目 6/11(金)

先日は全部見ることができなかったので、ルーブル美術館へ再度行った。サモトラケのニケに目を引かれた。今回の旅では一生分の美術品を見た。満足だ。

午後はのだめカンタービレで有名となった。コンセルヴァトワール(パリ音楽院)を見学した。

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8日目 6/12(土)

昨日に歩きすぎたのが原因で、足の裏が痛く、まともに歩けなかった。候補だったマルモッタン美術館に行くのは諦め、宿で静養して過ごすことにした。
愛用のクロックスのサンダルは長距離歩行に向かないのか?パリではキックボードに乗っている人をよく見かけた。都会への旅行はキックボードを持参するのもいいかもしれない。

空港に行く途中の電車の中で、電車への無賃乗車、電車内での喫煙、電車内でのばか騒ぎといった、黒人の素行の悪さに辟易した。

パリはクレジットカードがどこでも使えるので、大金をユーロへ両替する必要がなかった。またちょうどユーロを使い切ることもできた。

無事日本に帰国。

パリ3大美術館を堪能するという目的を果たし、有意義な旅であった。
巨体の私に近づこうとするスリはいないのか、もしくはよほどお金をもっていなさそうに見えたのか、いずれにしても心配していたスリも気配すら感じなかった。

旅をしている時間は濃密で普段の生活と時間の流れ方が違う。普段考えないことを考えたり、新しいアイデアが生まれたり、新しい発見や出会いもあったり、旅は楽しいことがたくさんある。一人旅の難点は感動を共有できないことと、食事が寂しいことであるが、その難点を埋め合わせるほどの楽しみが一人旅にはある。次の旅はどこへ行こうかな。

 

費用 チケット 11万円(Air China)

その他 旅行費用 8万円

 

持ち物

旅券

パスポート

クレジットカード
(マスターカード)

ゴールドカード

VISA

長袖Tシャツx2

半ズボン

クロックスサンダル

帽子

スカーフ(ピンク)

サングラス

500円ショルダーバック

ブックカバーバック

日焼け止め

デジカメ(ビデオカメラ)

インスタントカメラ

携帯(充電器)

ペットボトルホルダー

タオル

トイレットペーパー

かぎ(自転車用)

パスポート入れ

歯磨き

地球の歩き方

会社の名刺

電子辞書

パソコン

変圧器

正露丸

風邪薬

ユースホステル会員証

 

 

虫除けジェル

虫除けベープ

水着

水中めがね

ペットボトル

ビザ

レンタル携帯

ランタン

カロリーメイト