政治献金について考える。 (03年09月15日 月曜日執筆) ・事務所経費 |
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衆参 |
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所属政党 | 当選 回数 |
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企業・団体献金 | 本年収入に 占める企業・ 団体献金の 比率(%) |
寄付に占 める企業・ 団体献金 の比率(%) |
鈴木宗男 | 衆 | 北海道 | 自民 | 5 | 432,944,647 | 220,991,290 | 169,972,011 | 39.3 | 76.9 |
亀井静香 | 衆 | 広島6 | 自民 | 7 | 179,559,279 | 179,484,279 | 147,904,279 | 82.4 | 82.4 |
森喜朗 | 衆 | 石川2 | 自民 | 10 | 321,276,328 | 225,040,000 | 144,126,000 | 44.9 | 64.0 |
橋本龍太郎 | 衆 | 岡山4 | 自民 | 12 | 280,720,712 | 280,662,064 | 136,721,601 | 48.7 | 48.7 |
小渕恵三 | 衆 | 群馬5 | 自民 | 12 | 300,439,249 | 204,944,881 | 129,624,600 | 43.1 | 63.2 |
綿貫民輔 | 衆 | 富山3 | 自民 | 10 | 158,958,135 | 158,924,917 | 124,957,137 | 78.6 | 78.6 |
加藤紘一 | 衆 | 山形4 | 自民 | 9 | 547,550,376 | 268,939,011 | 119,294,000 | 21.8 | 44.4 |
武部勤 | 衆 | 北海道12 | 自民 | 4 | 140,249,066 | 140,246,647 | 116,641,455 | 83.2 | 83.2 |
小沢一郎 | 衆 | 岩手4 | 自由 | 10 | 144,483,922 | 140,540,000 | 112,460,000 | 77.8 | 80.0 |
中川昭一 | 衆 | 北海道11 | 自民 | 5 | 189,441,334 | 188,694,836 | 108,027,627 | 57.0 | 57.2 |
山中貞則 | 衆 | 鹿児島5 | 自民 | 15 | 155,569,743 | 155,500,000 | 96,840,000 | 62.2 | 62.3 |
伊吹文明 | 衆 | 京都1 | 自民 | 5 | 187,344,715 | 139,925,000 | 96,680,000 | 51.6 | 69.1 |
松下忠洋 | 衆 | 鹿児島3 | 自民 | 2 | 209,651,700 | 111,127,116 | 88,307,116 | 42.1 | 79.5 |
江藤隆美 | 衆 | 宮崎2 | 自民 | 9 | 147,288,351 | 144,570,575 | 86,939,425 | 59.0 | 60.1 |
小沢辰男 | 衆 | 北陸信越 | 改革クラブ | 13 | 215,066,688 | 125,241,345 | 83,653,345 | 38.9 | 66.8 |
関谷勝嗣 | 衆 | 愛媛1 | 自民 | 8 | 94,394,355 | 94,394,355 | 82,614,355 | 87.5 | 87.5 |
桜井新 | 衆 | 新潟2 | 自民 | 6 | 174,699,798 | 106,045,000 | 81,945,000 | 46.9 | 77.3 |
佐田玄一郎 | 衆 | 北関東 | 自民 | 3 | 79,543,335 | 79,543,335 | 77,378,035 | 97.3 | 97.3 |
鳩山由紀夫 | 衆 | 北海道9 | 民主 | 4 | 121,973,008 | 121,967,400 | 77,332,000 | 63.4 | 63.4 |
山崎拓 | 衆 | 福岡2 | 自民 | 9 | 315,414,212 | 208,756,838 | 77,211,856 | 24.5 | 37.0 |
企業・団体献金ははたしてうまく機能しているのでしょうか?国民にとってもっとも損失なのは企業の利益と国民の利益が衝突したときです。企業が献金するには何らかの見返りがあるからです。たくさん献金しているところほど、お金のフィードバックの図式が成り立つはずです。 例えばしんぶん赤旗(出どころは怪しいですが)によると医薬業界と自民党の癒着を暴いています。 (以下抜粋) 医薬業界の六政治団体が、寄付・交付金として約三十五億円を支出、このなかから自民党や厚生族議員などに献金していたことが、二〇〇二年分の政治資金収支報告書で分かりました。これらの政治団体の献金は医療保険財政を原資にしており、いわば公的資金の還流の構図。医療保険財政の悪化を口実に国民には高齢者の自己負担を増やすなどの医療負担増を押し付ける一方、自民党や厚生族議員などは巨額の献金を受け取っています。 |
国民政治協会(自民党) 南野知恵子(元厚生労働副大臣) 松本純(落選) 志帥会(江藤・亀井派) 新財政研究会(堀内派) 木村義雄(厚生労働副大臣) 保守政治協会(保守党) 山崎拓(自民党幹事長) 森喜朗(元首相) 丹羽雄哉(元厚相) 武見敬三(参院厚労委理事) 鈴木俊一(環境相) 伊吹文明(元労相) 井上裕(前参院議長) 持永和見(元社保庁長官) 橋本龍太郎(元首相) 渡部恒三(衆院副議長) 近未来研究会(山崎派) 清和政策研究会(森派) 阿部正俊(前参院厚労委員長) |
7億0663万 2億1000万 3700万 2850万 2750万 2610万 2600万 2200万 2150万 1900万 1500万 1500万 1430万 1200万 1200万 1050万 1000万 1000万 1000万 1000万 |
日本医師連盟 12億4311万 日本歯科医師連盟 10億3939万 日本薬剤師連盟 2億9341万 日本看護連盟 7億8075万 製薬産業政治連盟 1億0400万 日本薬業政治連盟 5057万 合計 35億1123万 |
つまり、現在の薬漬けの過剰医療の儲けや高齢者の自己負担金の増額分の一部を政治献金として政治家が受け取り、その見返りに政治家は医薬業界に体制の維持やさらなる市場の開放を約束します。日本の皆保険は素晴らしいことは認めますが、無駄な延命、過剰な医療行為が行なわれている現実は変えなくてはなりません。
アブナイ! 日本経団連の新・政治献金方式では2002年に提案された日本経団連の”政策をカネで買う”献金スタイルに警鐘をならしている。 ● 企業献金ランキング 解決策 より多くの政党助成金の支出を求めます。 ※どの案も、税金からの支出が大きいため、政治家が自ら言い出すことは難しく、なかなか改善されないのが現状であると思いますが、言い出した政治家を私は支持します。 日本共産党記事より抜粋 自民党政党助成金と企業献金で8割自民党本部の収入は二百四十四億二千八百二十万円で、前年に比べ二十六億八千二百二十二万円減りました。 政党助成金百四十五億三千四百五十八万円(59・5%)、企業・団体献金四十三億九千四百三十七万円(18%)の二つで収入の八割近くを占めます。小泉総裁グッズの売り上げなどで事業収入が三億三千六十九万円増え、八億七千七百七十九万円(3・6%)でした。 企業・団体献金はすべて政治資金団体の国民政治協会を経由したもので、日本鉄鋼連盟(九千万円)、日本自動車工業会(八千四十万円)、トヨタ自動車(六千四百四十万円)などの企業・団体から三十億八千九百八十六万円、日本医師連盟(二億八千五百五十万円)、日本歯科医師連盟(四億五千万円)、日本薬剤師連盟(二千十三万円)などの政治団体から十四億二千三百九十五万円を集めています。 党費収入は前年比三万四千五百九十三人分減って十八億二千百九十五万円(7・5%)です。 |